大切な家族であるワンちゃんや猫ちゃん。目やにや涙やけが目立ったり、目元を気にしてこすったりしていることはありませんか?
犬や猫の目の周りは毛に覆われ、顔の位置も地面に近いため、ほこりや汚れなどの外部刺激にさらされやすい環境にあります。また、人間のように「かゆい」「痛い」と言葉で伝えることができないため、飼い主さんが日頃から目元を観察し、変化に気づくことが大切です。
こうした犬や猫の目の健康を考えるうえで注目したいのが、眼瞼やその周辺を清潔に保つ「リッドハイジーン」です。
LIME研究会が主催する「第68回 LIMEウェビナー」では、ありす動物眼科クリニック院長の小林由佳子先生、ペテモどうぶつ医療センター名古屋 センター長兼眼科医長の松浦尚哉先生をお招きし、人間眼科と獣医眼科の専門家が、犬や猫の目元の衛生ケアについて意見を交換しました。
人間のリッドハイジーンの第一人者である医学博士・眼科専門医の有田玲子先生も、人間眼科の専門家・座長としてディスカッションに参加。ヒトの眼科領域で培われてきたリッドハイジーンと、犬や猫の目元ケアとの共通点や可能性について、獣医眼科医とともに考えました。
医学博士・眼科専門医 有田玲子先生について
ドライアイ、とくに涙あぶらの分野では世界屈指の専門家。
ドライアイに関する英文論文は80本以上など、ドライアイに関する眼科研究の世界的第一人者。
ドライアイに関する正しい知識の一般の方への啓発、ホームケアから最先端の医療機器の普及などで活動するLIME研究会代表。
以前は東大病院、慶應大学病院でドライアイ・MGD専門外来を担当し、国際的ドライアイガイドライン作成委員も複数回務め、日本のMGDガイドラインの作成委員会の主要メンバー。現在はさいたま市の伊藤医院で内科の父とともに眼科を担当。
有田玲子オフィシャルサイト
眼瞼や目の周りを衛生的に保ち、目の健康を支える「リッドハイジーン」
リッドハイジーンは、単に目の周りの汚れを拭き取ることではありません。眼瞼やその周辺を衛生的に保ち、目の健康と快適さを支えるためのケア習慣です。
犬や猫の目元には、涙や目やに、ほこりなどが付着しやすく、違和感があれば自分の足などでこすってしまいます。
ウェビナーでは、日常的なケアをはじめ、涙やけや流涙、目やにの管理、手術前後の周術期、入院中のケア、さらにシニアペットや皮膚が敏感なペットなど、さまざまな状況における目元の衛生ケアについて議論が交わされました。
獣医療を支える補助的なケアとして
ウェビナーでは、リッドハイジーンを獣医療に取り入れているクリニックの事例も紹介されました。
目元のトラブルで動物病院を受診した犬に、獣医師による治療とあわせて温罨法(目元を温めるケア)や「目元ふきとりシート」を使ったリッドハイジーンを取り入れた例があります。
また、手術前の術野の予備洗浄や、術後の良好な衛生状態を維持するためのケアとして「目元ふきとりシート」を使用している動物病院もあります。
こうした事例から、リッドハイジーンは治療そのものではなく、獣医師による適切な診断や治療を支える補助的なケアとして、さまざまな状況で活用できる可能性が考えられます。
人間眼科で培われてきたリッドハイジーンという考え方と、獣医療で行われている目元の衛生管理。「第68回 LIMEウェビナー」での専門家同士の意見交換からは、ヒトと動物という違いを越えて、「目元を清潔に保つことが、すこやかな目を支える」という共通した視点が見えてきました。
ペットは「目がつらい」と言葉で伝えられないから
ワンちゃんや猫ちゃんの目元を、日頃から少し注意して見てみましょう。
目やにや涙が増えていないか、目元を頻繁にこすっていないか。日常的な目元のケアは、こうした小さな変化に気づくきっかけにもなります。
ただし、リッドハイジーンなどの衛生ケアは、獣医師による診断や治療に代わるものではありません。
日々の観察と適切な衛生ケア、そして必要なときには獣医師の診察を受けること。それが、大切な家族であるワンちゃんや猫ちゃんのすこやかで快適な目元を守ることにつながります。
大切なペットの目元ケアに活躍する「目元ふきとりシート」
ドクター・フィッシャー「アイケア 目元ふきとりシート」は、眼科医および皮膚科医の推奨をもとに開発された、目元ケアの国際基準に適合したアイケア製品です。滅菌済み・防腐剤フリーで個包装されているので、とても衛生的。日々の目元の衛生ケアに役立ち、眼の健康と快適さをサポートします。
とくに「アイケア 目元ふきとりクリーンシート 赤ちゃん用」は、デリケートな肌にうるおいを与えながらやさしく守り、目の健康を保つので、犬や猫のアイケアにもおすすめ。実際にペットのアイケアに使用した飼い主さんもいらっしゃいます。
大切な家族であるワンちゃんや猫ちゃん。適切なケアを毎日続けて、健康的な目元を守りましょう!