コンタクトレンズ使用時の不快感は改善できる?

コンタクトレンズを使用していると、一日の終わりには多くの人が、乾燥や刺激、不快感などの症状を感じています。これらの症状を一時的にやわらげるために点眼薬(人工涙液)を使うことが一般的ですが、研究によると、ふきとりシートなどを用いたリッドハイジーンを日常的に行うことで、装用時の快適さを改善し、目の健康をサポートする重要な役割を果たすことが示されています。

コンタクトレンズを快適に使いながら、まぶたを健康に保ち、そしてコンタクトレンズの装用感を改善する方法をもっと深く知るために。ドライアイおよびマイボーム腺機能不全の第一人者である、眼科医・有田玲子先生にお話をうかがいました。



医学博士 眼科専門医 有田玲子(ありた れいこ)

ドライアイ、とくに涙あぶらの分野では世界屈指の専門家。
ドライアイに関する英文論文は80本以上など、ドライアイに関する眼科研究の世界的第一人者。
ドライアイに関する正しい知識の一般のかたへの啓発、ホームケアから最先端の医療機器の普及などで活動するLIME研究会代表。
以前は東大病院、慶應大学病院でドライアイ・MGD専門外来を担当し、国際的ドライアイガイドライン作成委員も複数回つとめ、日本のMGDガイドラインの作成委員会の主要メンバー。現在はさいたま市の伊藤医院で内科の父とともに眼科を担当。

有田玲子オフィシャルサイト
https://aritareiko.com/

リッドハイジーンの重要性―実際にどのように役立つの?

医学博士 眼科専門医 有田 玲子先生

コンタクトレンズを装用していると、目の周りで細菌が繁殖しやすくなり、マイボーム腺機能不全(MGD)を引き起こすことがあります。その結果、乾燥や灼熱感、刺激などの不快な症状が現れることも。そのため、コンタクトレンズの装用前後には、目元を清潔に保つことが重要です。

有田先生によると、スペインで行われた研究において、強い目の不快感を訴える42名のソフトコンタクトレンズ使用者を対象に、3種類のアイケアが実施されました。*

1  リッドハイジーン―まぶた用のシート、目元を温める、やさしいまぶたマッサージ(約5分)
2  1日使い捨てコンタクトレンズ(DDCL)への切り替え
3  防腐剤無添加の人工涙液(点眼)

その結果、人工涙液では顕著な効果が見られなかった一方で、リッドハイジーンを行ったグループでは涙の質が改善し、快適さが向上しました。

*スペイン・バリャドリッド大学(IOBAおよび関連研究機関)(2021年)

毎日のリッドハイジーンは、シンプルで効果的な習慣 目元ケアに最適な専門的で実践的な方法です

医学博士 眼科専門医 有田 玲子先生

毎日のケアをサポートするために、眼科医学に基づいた目元ふきとりシートを使用すると、まぶた周りをやさしく、効果的に清潔に保てます。

 

コンタクトレンズ装用者にもおすすめ!

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保湿成分を配合し、まぶたやまつ毛にうるおいを与え、落ち着かせ、リフレッシュさせることで快適さを促し、目元周りの自然なバランスを保ちます。

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